“鳥打”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とりうち68.4%
とりう21.1%
ハンチング10.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今年は上海シャンハイのチブスがひどいからな。……ナニ俺か。俺は大丈夫だ。この上からマントを着てゆく。帽子は鳥打とりうちがええ。ウン。
人の顔 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
ところが、その日のお昼すぎになって、ひとりのうすよごれた背広に鳥打とりうぼうの青年が、羽柴家の玄関にあらわれて、みょうなことをいいだしました。
怪人二十面相 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
彼女が、アカシヤの幹にもたれて、今来た道をふり返ったとき、ゴルフ・パンツに鳥打ハンチングの紳士が歩いて来るのを見た。
貞操問答 (新字新仮名) / 菊池寛(著)