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鳥打
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とりう
ふりがな文庫
“
鳥打
(
とりう
)” の例文
ところが、その日のお昼すぎになって、ひとりのうすよごれた背広に
鳥打
(
とりう
)
ち
帽
(
ぼう
)
の青年が、羽柴家の玄関にあらわれて、みょうなことをいいだしました。
怪人二十面相
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
「どうも、これも長々ありがとう」と言って、二月ほど前から借りていた
鳥打
(
とりう
)
ち帽を取って返した。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
「さあ、ぼく、それは気がつきませんでした。ああ、そうそう、ふたりとも
鳥打
(
とりう
)
ち
帽
(
ぼう
)
をひどくあみだにかぶっていて、耳のうしろなんかちっとも見えませんでした。」
少年探偵団
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
よごれたレーンコートと
鳥打
(
とりう
)
ち帽を借り、ガレージのゆかのほこりを手につけて、自分の顔をなでまわし、うすぎたないチンピラ助手に化けて、運転手のとなりに、腰かけました。
虎の牙
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
鳥
常用漢字
小2
部首:⿃
11画
打
常用漢字
小3
部首:⼿
5画
“鳥打”で始まる語句
鳥打帽
鳥打帽子