“勇敢”のいろいろな読み方と例文

読み方	割合
ゆうかん	94.6%
ゲイム	2.7%
ヒロイック	2.7%

ゆうかん

とにかくジナイーダは、わたしの思い切った勇敢（ゆうかん）な振舞（ふるま）いを正当に認めずにはいられないのだ——と、そう思うと愉快（ゆかい）だった。……

はつ恋 (新字新仮名) ／ イワン・ツルゲーネフ(著)

ゲイム

さればこそ、どんな冒険にでも勇敢（ゲイム）であるべく、彼女の口紅は思いきり濃くなり、やけに意気っぽく帽子を曲げる。ＡＨＡ！

踊る地平線：01　踊る地平線 (新字新仮名) ／ 谷譲次(著)

ヒロイック

そうして第二の、最大のそれは、悩めるこの人がわれわれに勇敢（ヒロイック）な諦念を、苦しみの中の平安を与えてくれるそのことである。

ベートーヴェンの生涯：06 付録　ベートーヴェンへの感謝 (新字新仮名) ／ ロマン・ロラン(著)

“勇敢（勇気）”の解説

勇気（ゆうき、el: ἀνδρεία, la: fortia, en: courage）とは、普通の人が、恐怖、不安、躊躇、あるいは恥ずかしいなどと感じることを恐れずに（自分の信念を貫き）向かっていく積極的で強い心意気のこと。勇ましい強い心をいう。語義解によれば、いさむ（強）にはつよい、悪い、乱暴の意を含む。
類義語に「勇猛」、「勇敢」「勇壮（雄壮）」「剛勇」等があり、勇気を使った四字熟語では「勇気百倍」、「勇気凛々」等がある。また、強く、雄々しいイメージから男子の名前に好んでつけられる。
相手を励まし、勇気を与えることを「勇気づける」という（「勇気をもらう」は誤用）。また、「勇を鼓（こ）す」というと、勇気を奮い起こす意になる。
徳目の一つとして、古代ギリシアなどでは重視された。
(出典:Wikipedia)

勇	常用漢字 小４ 部首:⼒ 9画
敢	常用漢字 中学 部首:⽁ 12画