“光沢”のいろいろな読み方と例文
旧字:光澤
読み方割合
つや80.6%
こうたく13.1%
くわうたく2.5%
いろつや1.3%
ひかり1.3%
つやけ0.6%
つやつや0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ヘエ——じゃないよ、相手のり好みをしているうちに、月代光沢がよくなってよ、せっかくのいい男が薄汚くなるじゃないか」
その褐色に黒い斑紋のある胴中は、太いところで深い山中の松の木ほどもあり、こまかいは、粘液で気味のわるい光沢を放っていた。
爬虫館事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
或狂信者のポルトレエ——彼は皮膚に光沢を持つてゐる。それから熱心に話す時はいつも片眼をつぶり、銃でもふやうにしないことはない。
耳目記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
光沢がスッカリ無くなってしまうのです。そうして非道い不眠症にって、癈人みたようになってしまうのです。
狂人は笑う (新字新仮名) / 夢野久作(著)
楽園と云うのだそうである。諸侯別業で、一器、六方石の、その光沢水晶にして、天然にの形をしたのがある。石燈籠ほどの台に据えて見事である。
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
この山の上で、私はよく光沢の無い茶色な髪の娘に逢う。どうかすると、灰色に近いものもある。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
病院へ顔を出す前ちょっと綺麗になっておきたい考えのあった彼女は、そこでずいぶん念入に時間を費やした晴々した好い心持を湯上りの光沢しい皮膚に包みながら帰って来ると
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)