“光沢消”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つやけ50.0%
つやけし50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と襟を洗うふりをして伴藏の方を見せないようにしているひまに、伴藏はの胴巻をこき、ズル/\と出して見れば、黒塗くろぬり光沢消つやけしのお厨子ずしで、扉をひらくと中はがたつくから黒い絹でくるんであり
さつきの光沢消つやけしの立派な馬車は
『春と修羅』 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
白翁堂が自ら立って萩原の首に掛けたる白木綿の胴巻を取外とりはずし、グッとしごいてこき出せば、黒塗光沢消つやけしの御厨子にて、中を開けばこは如何いかに、金無垢の海音如来と思いのほか
それは男に活写いきうつし、はん手札てふだ形とやらの光沢消つやけしで、生地から思うと少許すこしもっともらしくれてはいましたが、根が愛嬌あいきょうのある容貌おもばせの人で、写真顔が又た引立って美しく見えるのですから
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)