“手札”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅさつ50.0%
てふだ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
使は元宰先生の手札しゅさつほかにも、それらの名画をあがなうべき槖金たくきんを授けられていたのです。しかし張氏は前のとおり、どうしても黄一峯こういっぽうだけは、手離すことをがえんじません。
秋山図 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
それは男に活写いきうつし、はん手札てふだ形とやらの光沢消つやけしで、生地から思うと少許すこしもっともらしくれてはいましたが、根が愛嬌あいきょうのある容貌おもばせの人で、写真顔が又た引立って美しく見えるのですから
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)