“厨子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ずし87.9%
づし10.6%
つし1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
正面には一種の大きい厨子ずしのようなものが取り付けられて、その下には白く黄いろい石のようなものが五つ六つ積みかさねてあった。
小坂部姫 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
袋の中をあらため候へば、小さき観音の像を厨子づしに収めて持ち候、又その厨子を包みたる紙を見ればやさしき女文字の文なり。………
◎私の父の墓は京都の裏寺町の章魚たこ薬師の厨子つし西林寺と云ふ処にあります。お登勢の死んだのは確か明治ママ年でした。私は東京に居たですから死に目には得逢えあはなかつたのです、残念ですよ。