“づし”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヅシ
語句割合
31.8%
厨子31.8%
逗子27.3%
廚子9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
神壇づしのやうに輝き
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
そこには、石の阿彌陀や、石の厨子づし、石塔などが二三間おきに片側にならんでゐる。篝火はこの八十八ヶ所のためなのである。
生活の探求 (旧字旧仮名) / 島木健作(著)
何故なぜだらうと思つて聞いて見ると、この奥さんの良人をつと逗子づしの別荘にやまいを養つてゐた時分、奥さんは千枝ちえちやんをつれて、一週間に二三度づつ東京逗子間を往復したが
東京小品 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
さうして洋燈らんぷのうす暗い廚子づしのかげで
定本青猫:01 定本青猫 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)