“ほくら”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ホクラ
語句割合
神庫50.0%
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
若者はもいを蹴って部屋の外へ馳け出した。間もなく、法螺ほら神庫ほくらの前で高く鳴った。それに応じて、銅鑼どらが宮の方々から鳴り出した。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
手の休まった兵士たちは、血の流れた草の上で角力すもうをとった。神庫ほくらの裏の篠屋しのやでは、狩猟を終った饗宴きょうえんの準備のために、速成の鹿の漬物つけものが作られていた。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
その夜、彼らは乙女の自殺のらせを聞く前に、神庫ほくらの前で宿禰が何者かに暗殺されたという報導を耳にした。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
夜も更けしをり、同じ路、同じほくら
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
いつきたるちさほくらかたへ過ぎ
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)