“盌”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わん66.7%
もい11.1%
ばい11.1%
モヒ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
暫くして空から一つの桃がちて来た。それはわんよりも大きなものであった。彼の男は喜んで、それを堂の上の官人にたてまつった。
偸桃 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
若者はもいを蹴って部屋の外へ馳け出した。間もなく、法螺ほら神庫ほくらの前で高く鳴った。それに応じて、銅鑼どらが宮の方々から鳴り出した。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
老夫らうふむしろはしに坐し酒をゑみをふくみつゞけて三ばいきつ舌鼓したうちして大によろこび、さらば話説はなし申さん、我廿歳はたちのとし二月のはじめたきゞをとらんとて雪車そりひきて山に入りしに
たまつゞきには飯さへ盛り、たまモヒに水さへ盛り
叙景詩の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)