“もい”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:モイ
語句割合
50.0%
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
若者はもいを蹴って部屋の外へ馳け出した。間もなく、法螺ほら神庫ほくらの前で高く鳴った。それに応じて、銅鑼どらが宮の方々から鳴り出した。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
と見る間に、使部の片手は剣を握ったまま胴を放れて酒の中へ落ち込んだ。使部たちは立ち停った。若者はび退くと、杉戸を背にして突き立った。彼を目がけてもいが飛んだ。行器ほかいが飛んだ。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
そこには、海水をたたえたもいの中に海螺つび山蛤やまがえるが浸してあった。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
老人としより何處どこうちからも一もい念佛寮ねんぶつれうしてあつまつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)