“行器”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほかい75.0%
ホカヒ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分のために現れたかと思うものに会って「彼レモマチ、吾レモマチ」と。先日所望の行器ほかいが手に入った。丸々した豊かな形なのだ。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
そうして、ふたのとられた行器ほかいの中には、新鮮な杉菜すぎなに抱かれた鹿や猪の肉の香物こうのものが高々と盛られてあった。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
東京芝大神宮の行器ホカヒ——ちぎ・ちげ又は、ちぎビツと言ふ——は、大久保彦左用ゐる所の首桶だと言ふ。而も食物容れだと言ふ事は、其処でも忘られては居ない。