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盌
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もい
ふりがな文庫
“
盌
(
もい
)” の例文
若者は
盌
(
もい
)
を蹴って部屋の外へ馳け出した。間もなく、
法螺
(
ほら
)
が
神庫
(
ほくら
)
の前で高く鳴った。それに応じて、
銅鑼
(
どら
)
が宮の方々から鳴り出した。
日輪
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
と見る間に、使部の片手は剣を握ったまま胴を放れて酒の中へ落ち込んだ。使部たちは立ち停った。若者は
飛
(
と
)
び退くと、杉戸を背にして突き立った。彼を目がけて
盌
(
もい
)
が飛んだ。
行器
(
ほかい
)
が飛んだ。
日輪
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
そこには、海水を
湛
(
たた
)
えた
盌
(
もい
)
の中に
海螺
(
つび
)
と
山蛤
(
やまがえる
)
が浸してあった。
日輪
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
盌
漢検準1級
部首:⽫
10画
“盌”を含む語句
茶盌
一盌
銀盌
楽盌
楽茶盌
満盌
玉盌
聚宝盌
薬盌
赤茶盌