“銀盌”の読み方と例文
読み方割合
ぎんわん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と命じ、そのまに侍女の手で大よろいを脱ぎ、常の華奢姿かしゃすがたにかえた。そして銀盌ぎんわん一杯の酒をぐうっと飲みほすと、脇息を枕に
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこへ、おさいノ局と小女房が、銚子をもって来た。酒は、なみなみと銀盌ぎんわんがせ、三こんほど、息もつかずに傾けて
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)