“銀行”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎんこう50.0%
ぎんかう22.2%
バンク16.7%
うち5.6%
くら5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まちなかとお人々ひとびとも、両側りょうがわみせもだいぶわったけれど、やはり、銀行ぎんこうは、そこにあり、そして、こうがわにたばこがありました。
街の幸福 (新字新仮名) / 小川未明(著)
銀行ぎんかうよこにして、片側かたがははら正面しやうめんに、野中のなか一軒家いつけんやごとく、長方形ちやうはうけいつた假普請かりぶしん洋館やうくわん一棟ひとむねのきへぶつつけがきの(かは)のおほきくえた。
深川浅景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
彼は凍火酒ウィモロズキを嗜まず、ただ午餐ひるめし晩餐ばんめしの前に火酒ウォツカを一杯やるだけで、マヅルカも踊らなければ、⦅銀行バンク⦆もやらなかつたので、自然、いつも独りぼつちでゐる他はなかつた。
銀行うちにいるならいるでその方法を講じ度いと思うしね、他なら他で丁度婦人記者を探してるところがあるから、何ァに給料のことは心配せんでも、その点は私が保証してさしあげますよ。
罠を跳び越える女 (新字新仮名) / 矢田津世子(著)
「今晩から夜店をしなさるって、昼も夜も出しゃあ、今に銀行くらが建ちましょうよ。」
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)