“バンク”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:ばんく
語句割合
銀行25.0%
腰掛16.7%
出かけ8.3%
寝床8.3%
架床8.3%
浮洲8.3%
英蘭銀行8.3%
長椅子8.3%
露椅子8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
所でその入費にゅうひの金はどんな塩梅あんばいにして誰が出して居るのか、又銀行バンクと云うものがあってその金の支出入は如何どうしてるか、郵便法がおこなわれて居てその法は如何どう云う趣向にしてあるのか
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
下を眺めると雛罌粟ひなげし撫子なでしこや野菊や矢車草の花の中には青い腰掛バンクが二つ置かれて居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
食後出かけバンク、近藤さんの奥さんの様子を見、本やドーム・ゲルツェナ〔ゲルツェンの家〕へ行ったら、作家クラブはY、〔数字分空白〕51だというのでそこへ行き、アンケートを書いて来た。
この時になってもまだ非常時の実感がぴんと来ないで、暖い寝床バンクを捨てて甲板へ出る必要はないと言い張って何うしても船室に閉じ籠っている連中も尠くなかった。
運命のSOS (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
船員達の部屋には、架床バンクの寝具が、人の形に凹んで並んでいて、めいめいの所有品箱には水夫の持物らしい、哀れを催すような詰らない品物が、大事そうに仕舞ってある。
海妖 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
英国のハル港に近いドッカー浮洲バンク、印度の東北岸、イラワジ河口のイラワジ浮洲バンク、それとこのアルグゥイーンの浮洲は西半球における有名な三大浮洲で
海難記 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
いや、億どころか、百兆、千兆。いずれは、英蘭銀行バンクがお前の紙幣さつで埋まるだろう……ここだ、一生の運をつかむか掴まないか⁈
人外魔境:10 地軸二万哩 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
又外出せずに居るキキイが中庭へりて来て、大きなアカシヤの木の蔭の青く塗つた長椅子バンクで新聞を読んだり小犬をあやしたりして居るのを見附けて質問する事もあつたが
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
きやしやな露椅子バンクに腰を掛け
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)