銀行バンク)” の例文
彼は凍火酒ウィモロズキを嗜まず、ただ午餐ひるめし晩餐ばんめしの前に火酒ウォツカを一杯やるだけで、マヅルカも踊らなければ、⦅銀行バンク⦆もやらなかつたので、自然、いつも独りぼつちでゐる他はなかつた。
所でその入費にゅうひの金はどんな塩梅あんばいにして誰が出して居るのか、又銀行バンクと云うものがあってその金の支出入は如何どうしてるか、郵便法がおこなわれて居てその法は如何どう云う趣向にしてあるのか
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
あいつは君、ガリビックでござれ、銀行バンクでござれ、そのほか何でもお好み次第なんだぜ。
「売るなんて、いやだよ。第一、水臭いじゃないか。おれはそんな訳の分らないことに手は出さないよ。だが、銀行バンクは——別だからね。ほんの一番、手合わせをしようじゃないか!」
「だって、これは銀行バンクと違って、運も誤魔化しもあったものじゃない。腕前だけの話さ。第一、おれは碌すっぽ指し方も知らないんだから、幾手か先手を指させて貰わにゃ駄目だよ。」