“ねだい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
寝台58.7%
榻25.7%
寢臺8.3%
寐台1.8%
牀1.8%
牀榻1.8%
寐臺0.9%
寝床0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
病人は寝台(ねだい)から飛び降りたい様子で、起き上がった。しかしもう力を使い尽したと見えて、死物のようにばたりと寝台の上に倒れた。
みれん (新字新仮名) / アルツール・シュニッツレル(著)
ある晩、竇は友人と榻(ねだい)を一つにして寝ていた。と、忽ち前の褐衣の内官が来て、王の命を伝えて竇を召した。竇は喜んでついていった。
蓮花公主 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
車つき運(はこ)び寢臺(ねだい)の上に乘せられ、魔睡劑の利き目がまだ殘つてゐるのが運び去られる。母らしい老人に負ぶさり、足のさきに繃帶された娘が出て行く。
泡鳴五部作:05 憑き物 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
それは昼間であったか夜であったか忘れたが多分夜であったのであろう。一等客は漱石氏と私との二人きりであった。漱石氏は棚になっている上の寐台(ねだい)に寐(い)ね、私は下の方の寐台に寐(ね)た。
漱石氏と私 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
成は牀(ねだい)の上に身を悶えて、ただ自殺したいとばかり思っていた。その時村へ一人のせむしの巫(みこ)が来て、神を祭って卜(うらない)をした。成の細君は金を持って巫の所へ成の身の上のことを訊(き)きにいった。
促織 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
十娘はすぐに出て往ったが、翌日になって崑の家は母屋から火が出て幾棟かに延焼し、几案(つくえ)牀榻(ねだい)、何もかも灰になってしまった。崑は怒って蛙神の祠へ往って言った。
青蛙神 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
彼(かれ)は苦(くる)しさに胸(むね)の邊(あたり)を掻(か)き毟(むし)り、病院服(びやうゐんふく)も、シヤツも、ぴり/\と引裂(ひきさ)くので有(あ)つたが、施(やが)て其儘(そのまゝ)氣絶(きぜつ)して寐臺(ねだい)の上(うへ)に倒(たふ)れて了(しま)つた。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
が忽(たちま)ち、何(なに)か恐(おそろ)しい事(こと)でも急(きふ)に思(おも)ひ出(だ)したかのやうに、彼(かれ)は頭(かしら)を抱(かゝ)へるなり、院長(ゐんちやう)の方(はう)へくるりと背(せ)を向(む)けて、寐臺(ねだい)の上(うへ)に横(よこ)になつた。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
寝床(ねだい)の上に起き直りたる梅子の枕頭(ちんとう)には、校服のまゝなる剛一の慰顔(なぐさめがほ)なる
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)