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寢臺
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ねだい
ふりがな文庫
“
寢臺
(
ねだい
)” の例文
新字:
寝台
ト
最
(
も
)
う、
幾日
(
いくにち
)
だか、
晝
(
ひる
)
だか
夜
(
よる
)
だか
分
(
わか
)
りません、けれども、ふつと
私
(
わたし
)
の
寢臺
(
ねだい
)
の
傍
(
そば
)
に
坐
(
すわ
)
つて
居
(
ゐ
)
る……
見馴
(
みな
)
れない
人
(
ひと
)
があつたんです。
浅茅生
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
車つき
運
(
はこ
)
び
寢臺
(
ねだい
)
の上に乘せられ、魔睡劑の利き目がまだ殘つてゐるのが運び去られる。母らしい老人に負ぶさり、足のさきに繃帶された娘が出て行く。
泡鳴五部作:05 憑き物
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
機關車に近いので此處は一層搖れが烈しいやうである。スウプとシチウとに一寸口を附けた丈で私は逃げるやうにして歸つて來た。其間に
寢臺
(
ねだい
)
がもう出來て居た。
巴里まで
(旧字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
ベシーから嚴しい
命令
(
いひつけ
)
を受けて、
寢臺
(
ねだい
)
を整へてゐた(今は、ベシーは、屡々私を小間使ひの下働きのやうに、部屋をかたづけたり、椅子の
埃
(
ほこり
)
を拂つたりなどする爲めに使つた)
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
氣が付いて見ると、何だか
寢心
(
ねごゝろ
)
が違ふ、何時も
寢馴
(
ねな
)
れた
寢臺
(
ねだい
)
に寐てゐるのでは無い。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
▼ もっと見る
私
(
わたくし
)
は
衣服
(
ゐふく
)
を
更
(
あらた
)
めて
寢臺
(
ねだい
)
に
横
(
よこたわ
)
つたが、
何故
(
なぜ
)
か
少
(
すこ
)
しも
眠
(
ねぶ
)
られなかつた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
寢臺
(
ねだい
)
に
一杯
(
いつぱい
)
漲
(
みなぎ
)
れよ、さるほどに小生も
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
皆
(
みんな
)
が
壓
(
おさ
)
へても、
震
(
ふる
)
へ
上
(
あが
)
るやうに、
寢臺
(
ねだい
)
の
上
(
うへ
)
から、
天井
(
てんじやう
)
を
見
(
み
)
て、あれ/\
彼處
(
あすこ
)
に
變
(
へん
)
なものが
居
(
ゐ
)
て、
睨
(
にら
)
みます、とつて
頂戴
(
ちやうだい
)
、よう、とつて
頂戴
(
ちやうだい
)
。
浅茅生
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
或時、義雄が見舞ひに行くと、お鳥は隣りの
寢臺
(
ねだい
)
の、「わたしの
良人
(
りようじん
)
は教育家です」
泡鳴五部作:05 憑き物
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
久々
(
ひさ/″\
)
にて
寢臺
(
ねだい
)
の
上
(
うへ
)
へ
横
(
よこたは
)
つた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
本尊
(
ほんぞん
)
は、まだ
瞬
(
またゝき
)
もしなかつた。——
其
(
そ
)
の
内
(
うち
)
に、
右
(
みぎ
)
の
音
(
おと
)
が、
壁
(
かべ
)
でも
攀
(
よ
)
ぢるか、
這上
(
はひあが
)
つたらしく
思
(
おも
)
ふと、
寢臺
(
ねだい
)
の
脚
(
あし
)
の
片隅
(
かたすみ
)
に
羽目
(
はめ
)
の
破
(
やぶ
)
れた
處
(
ところ
)
がある。
人魚の祠
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
強
(
し
)
いて
寢臺
(
ねだい
)
に
横
(
よこたは
)
つた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
口
(
くち
)
へ
冷
(
つめた
)
いものが
入
(
はひ
)
つて、
寢臺
(
ねだい
)
の
上
(
うへ
)
に
居
(
ゐ
)
るのが
分
(
わか
)
りましたつけ……
坊主
(
ばうず
)
が
急
(
きふ
)
に
鉦
(
かね
)
を
鳴
(
な
)
らしたのは、
丁
(
ちやう
)
ど、
釣臺
(
つりだい
)
が
病院
(
びやうゐん
)
の
門
(
もん
)
を
入
(
はひ
)
る
時
(
とき
)
だつたさうです。
浅茅生
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
其奴
(
そいつ
)
が、がさ/\と
寢臺
(
ねだい
)
の
下
(
した
)
へ
入
(
はひ
)
つて、
床
(
ゆか
)
の
上
(
うへ
)
をずる/\と
引摺
(
ひきず
)
つたと
見
(
み
)
ると、
婦
(
をんな
)
が
掻卷
(
かいまき
)
から
二
(
に
)
の
腕
(
うで
)
を
白
(
しろ
)
く
拔
(
ぬ
)
いて、
私
(
わたし
)
の
居
(
ゐ
)
る
方
(
はう
)
へぐたりと
投
(
な
)
げた。
寢亂
(
ねみだ
)
れて
乳
(
ちゝ
)
も
見
(
み
)
える。
人魚の祠
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
と
怨
(
うら
)
めしさうに、
女房
(
にようばう
)
の
顏
(
かほ
)
をじろり。で、
慌
(
あわ
)
てて
寢臺
(
ねだい
)
の
下
(
した
)
へ
潛込
(
もぐりこ
)
む。
みつ柏
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
其處
(
そこ
)
が
閨
(
ねや
)
で、
洋式
(
やうしき
)
の
寢臺
(
ねだい
)
があります。
人魚の祠
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
寢
部首:⼧
14画
臺
部首:⾄
14画
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