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掻卷
ふりがな文庫
“掻卷”の読み方と例文
新字:
掻巻
読み方
割合
かいまき
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かいまき
(逆引き)
「うんにや、手前が好い心持になつてもぐり込んだといふ、
紅裏
(
べにうら
)
の娘の
掻卷
(
かいまき
)
と、その床が見て置きたかつたんだよ、後學の爲に」
銭形平次捕物控:015 怪伝白い鼠
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
時
(
とき
)
に、
毛
(
け
)
一筋
(
ひとすぢ
)
でも
動
(
うご
)
いたら、
其
(
そ
)
の、
枕
(
まくら
)
、
蒲團
(
ふとん
)
、
掻卷
(
かいまき
)
の
朱鷺色
(
ときいろ
)
にも
紛
(
まが
)
ふ
莟
(
つぼみ
)
とも
云
(
い
)
つた
顏
(
かほ
)
の
女
(
をんな
)
は、
芳香
(
はうかう
)
を
放
(
はな
)
つて、
乳房
(
ちぶさ
)
から
蕊
(
しべ
)
を
湧
(
わ
)
かせて、
爛漫
(
らんまん
)
として
咲
(
さ
)
くだらうと
思
(
おも
)
はれた。
人魚の祠
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
一日
(
いちにち
)
床
(
とこ
)
を
敷
(
し
)
いて
臥
(
ふせ
)
つて
居
(
ゐ
)
た
事
(
こと
)
も
一度
(
いちど
)
や
二度
(
にど
)
では
御座
(
ござ
)
りませぬ、
私
(
わたし
)
は
泣虫
(
なきむし
)
で
御座
(
ござ
)
いますから、その
強情
(
がうじやう
)
の
割合
(
わりあひ
)
に
腑甲斐
(
ふがひ
)
ないほど
掻卷
(
かいまき
)
の
襟
(
えり
)
に
喰
(
くひ
)
ついて
泣
(
な
)
きました、
唯々
(
たゞ/\
)
口惜
(
くや
)
し
涙
(
なみだ
)
なので
この子
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
掻卷(かいまき)の例文をもっと
(12作品)
見る
掻
漢検準1級
部首:⼿
11画
卷
部首:⼙
8画
“掻”で始まる語句
掻
掻巻
掻込
掻合
掻廻
掻消
掻口説
掻取
掻分
掻乱
検索の候補
小掻卷
薄掻卷
“掻卷”のふりがなが多い著者
作者不詳
泉鏡太郎
樋口一葉
泉鏡花
野村胡堂