“泣虫”の読み方と例文
旧字:泣蟲
読み方割合
なきむし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
本当に嬢様は泣虫なきむしですよ、お気が小さくっていらっしゃいますから、あなた不憫ふびんと思って時々逢って上げて下さいまし、あのうお帰りですか、又お参りにいらっしゃって
一日いちにちとこいてふせつてこと一度いちど二度にどでは御座ござりませぬ、わたし泣虫なきむし御座ございますから、その強情がうじやう割合わりあひ腑甲斐ふがひないほど掻卷かいまきえりくひついてきました、唯々たゞ/\口惜くやなみだなので
この子 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
泣虫なきむしやすつべ。差上さしあげてまはした。
とんぼの眼玉 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)