山火事焼けるな、ホウホケキヨ、 可愛いい小鹿が焼け死ぬぞ。 これは春の暮、夏のはじめの頃に、夕方かけて、赤い山火事の火の燃える箱根あたりの山を眺めて、この小田原の町の子供たちが昔歌つた童謡の一つだと申します。 昔の子供たちはかういふ風におの …
著者 | 北原白秋 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 詩歌 |
初出 | 蜻蛉の眼玉「赤い鳥 3巻3号」1919(大正8)年9月1日
夕焼とんぼ「赤い鳥 1巻5号」1918(大正7)年11月1日
八百屋さん「赤い鳥 3巻3号」19 |
文字種別 | 新字旧仮名 |
読書目安時間 | 約18分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約29分(300文字/分) |