“郭公”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
かっこう45.8%
ほととぎす33.3%
ほとゝぎす8.3%
クワツコウ6.3%
かつこう2.1%
くわくこう2.1%
くわつこう2.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“郭公”を含む作品のジャンル比率
自然科学 > 動物学 > 鳥類66.7%
芸術・美術 > スポーツ・体育 > 戸外レクリエーション7.4%
歴史 > 地理・地誌・紀行 > 日本7.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
うぐいすもいれば駒鳥もいる、雲雀ひばりもいれば郭公かっこうもいてそれはそれは可愛い声でさえずっているのです。
お蝶夫人 (新字新仮名) / 三浦環(著)
四月も終りに近く野は霞み郭公かっこうのしきりに鳴くころに、彼は雄勝の詞友たちと別れて、川岸伝いに北をさして旅立った。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
と驚いて居る時、秀吉は既に此処に移転して、「なきたつよ北条山の郭公ほととぎす」と口吟くちずさんで、涼しい顔をして居た。
小田原陣 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
露に湿しめりて心細き夢おぼつかなくも馴れし都の空をめぐるに無残や郭公ほととぎすまちもせぬ耳に眠りを切って罅隙すきま
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
卯花と云ひ、郭公ほとゝぎすと云ふは、皆夏の節物せつぶつである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
郭公ほとゝぎす7・26(夕)
もう此頃になると、山は厭はしいほど緑に埋れ、谷は深々と、繁りに隱されてしまふ。郭公クワツコウは早く鳴き嗄らし、時鳥が替つて、日も夜も鳴く。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
もう此頃になると、山は厭はしいほど緑に埋れ、谷は深々と、繁りに隱されてしまふ。郭公クワツコウは早く鳴き嗄らし、時鳥が替つて、日も夜も鳴く。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
朝、最も早く啼くのが郭公かつこうである、くわつくわう/\と啼く、鋭くして澄み、而もその間に何とも言ひ難いさびを持つたこの聲が山から溪の冷たい肌を刺す樣にして響き渡るのは大抵午前の四時前後である。
山寺 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)
もう郭公くわくこう鳥は鳴きませぬ。
沼の家 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
もう此頃になると、山は厭はしいほど緑に埋れ、谷は深々と、繁りに隠されてしまふ。郭公くわつこうは早く鳴き嗄らし、時鳥が替つて日も夜も鳴く。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)