“ほととぎす”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ホトトギス
語句割合
時鳥53.6%
杜鵑24.0%
不如帰8.3%
郭公8.3%
子規2.1%
蜀魂2.1%
霍公鳥1.0%
0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
空模様が少しよくなって夕焼がした。夜になると夜鷹が近くで喧しい程鳴き立てる。時鳥と同じ鳴声であるが、調子が高くって鋭い。
奥秩父の山旅日記 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
メルルと云つて日本の杜鵑と鶯の間の樣な聲をする小鳥が夜明には來て啼くが、五時になると最早雀の啼き聲と代つて仕舞ふ。
巴里にて (旧字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
ゆき子は珍しさうに、坂道の両側の家々をいて歩いた。不如帰で有名な伊香保と云ふところが、案外素朴で、如何にもロマンチックだつた。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)
と驚いて居る時、秀吉は既に此処に移転して、「たつよ北条山の郭公」と口吟んで、涼しい顔をして居た。
小田原陣 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
三四郎がのぞくやいなや隣の男はノートを三四郎の方に出して見せた。絵はうまくできているが、そばに久方雲井の空の子規と書いてあるのは、なんのことだか判じかねた。
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
そこで釣寄せて置いて……ほんありがた山の蜀魂、一声漏らそうとはしいぞえ嬉しいぞえ
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
夏山の若葉立ちくぐ霍公鳥なれもなのらな君が御幸
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
蛙既に雅致ありとせば、鶯、、雁、虫は言ふに及ばず、あらゆる事物悉く趣致を備へざらんや。芭蕉が蛙の上に活眼を開きたるは、即ち自然の上に活眼を開きたるなり。
古池の句の弁 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)