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『巴里にて』
ふりがな文庫
『
巴里にて
(
パリにて
)
』
巴里の良人の許へ着いて、何と云ふ事なしに一ヶ月程を送つて仕舞つた。東京に居た自分、殊に出立前三月程の間の忙しかつた自分に比べると、今の自分は餘りに暇があるので夢の樣な氣がする。自分の手に一日でも筆の持たれない日があらうとは想像もしなかつたの …
著者
与謝野晶子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約9分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
酒場
(
キヤツバレエ
)
性質
(
きだて
)
而
(
さう
)
腰掛
(
バンク
)
陶器
(
せともの
)
忙
(
せは
)
最早
(
もう
)
草履
(
ざうり
)
育
(
はぐく
)
然
(
さ
)
欄干
(
てすり
)
陳
(
なら
)
掩
(
おほ
)
姑
(
しばら
)
勝
(
すぐ
)
剥
(
む
)
倉庫
(
くら
)
柘榴
(
ざくろ
)
麟
(
りん
)
齎
(
もたら
)
穿
(
は
)
七瀬
(
ななせ
)
杜鵑
(
ほととぎす
)
島田
(
しまだ
)
丸髷
(
まるまげ
)