“麟”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りん85.7%
きりん14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
源氏の藤の裏葉を七枚程書いたところへ、画報社から写真をうつしに来た。七瀬と八峰が厭がつたから私とりんとだけで撮つて貰つた。
六日間:(日記) (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
附いてる里親の愛に溺れ易いのを制するめに看護婦を迎へたりして其児そのこ家内中かないぢゆうが大騒ぎをして居る中へ、四歳よつになる三男のりんが又突然発𤍠した。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
くうくわくして居るこれを物といひ、時に沿うて起る之を事といふ、事物を離れて心なく、心を離れて事物なし、故に事物の変遷推移を名づけて人生といふ、なほ麕身きんしん牛尾ぎうび馬蹄ばていのものを捉へてきりんといふが如し
人生 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)