“宗麟”の読み方と例文
読み方割合
そうりん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その後、大和に在りながら、九州の大友宗麟そうりんに属して、金子きんすで三千石の扶持ふちを送られてたが、その大友家が島津氏に侵略されてからは、仕送りも途断えていた。
剣の四君子:02 柳生石舟斎 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この殿様というのが、大友義鎮よししげ、後に宗麟そうりんと名を変えた人であります。この対面の時というのが、実に大変なものでありまして、ポルトガル商船の一行は、豪華版をひろげたのであります。
よって其の護衛を削り、其の指揮宗麟そうりんちゅうし、王を廃して庶人となす。又湘王しょうおうはくいつわりてしょうを造り、及びほしいままに人を殺すを以て、ちょくくだして之を責め、兵をってとらえしむ。湘王もと膂力りょりょくありて気を負う。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)