“鈔”の読み方と例文
読み方割合
しょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『馬琴日記しょう』の跋文ばつぶんにも、馬琴に向って、君の真価は動かない、君の永遠なる生命は依然としている、としています。つまり贔屓ひいきなのでしょう。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
前日記したる御籤みくじの文句につき或人より『三世相』の中にある「元三大師がんざんだいし御鬮みくじしょう」の解なりとて全文を写して送られたり。その中に佳人水上行かじんすいじょうにゆくを解して
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
良人の写した方の題簽には「しょう」という字が付いている、たぶん原本からなにか鈔録しょうろくしているのであろう、写し終えて綴じたものがもう六冊あまりもある筈だ。
日本婦道記:風鈴 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)