『日本婦道記:風鈴』
妹たちが来たとき弥生はちょうど独りだった。良人の三右衛門はまだお城から下らないし、与一郎も稽古所から帰っていなかった。二人を自分の部屋へみちびいた弥生は縫いかけていた物を片つけ、縁側に面した障子をあけた。妹たちがきっと庭を見るだろうと思った …
著者 | 山本周五郎 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 小説 物語 |
初出 | 「婦人倶楽部」大日本雄辯會講談社、1945(昭和20)年11月~12月 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約28分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約46分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
撓
辱
閑
小姉
空
華奢
厭
惘然
扈従
捉
楯
湯泉
甲斐
百樹
窓框
細
義兄
臙脂
饒舌
仰
侘
儘
冴
冷旱
凌
凍
刻
加内
劬
午
却
厨
吊
呆
呉
呟
呻
嗤
囁
夕餉
客膳
嵩
廂
弄
弥生
怖
性
惹
慚愧
扶持
措
揷
撫
敏
文筥
旦那
昂
昏
木枯
栃尾
櫛
此処
歪
津留
淹
湧
溜息
溢
滲
火桶
焚
煩瑣
白粉
盃
箪笥
精
縹緻
美味
腫
膝
良人
芒
萩
葛湯
蔽
袴
襖
覇気
覗
訊
訝
詠嘆
諦
賭
贅沢
赧
途
重陽
釜戸
鈔
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