“葛湯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くずゆ92.3%
くづゆ3.8%
キッセリ3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
コレラは門並かどなみといってよいほど荒したので、葛湯くずゆだの蕎麦そばがきだの、すいとんだの、煮そうめんだの、熱いものばかり食べさせられた。
代助には、平岡の凡てが、恰も肺の強くない人の、重苦おもくるしい葛湯くづゆなか片息かたいきおよいでゐる様に取れた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
生煮えの葛湯キッセリうぬの親爺が息をつめてくたばつてしまやあええ!——往来で乱暴を働らいたり、碌でもない歌を作つて唄つたりしをつて……。