“蕎麦”のいろいろな読み方と例文
旧字:蕎麥
読み方割合
そば99.0%
くろむぎ0.5%
そぱ0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女はさっそく隣近所に蕎麦そばを配るし、なにしろ美人で愛嬌あいきょうがいいので、源右衛門も奇異の感よりはむしろ最初から好意をよせていた。
七六ふづくみ給ひそ。七七魚が橋の蕎麦くろむぎふるまひまをさんにと、いひなぐさめて行く。口とるをのこの腹だたしげに、此の七八死馬しにうままなこをもはたけぬかと、荷鞍にぐらおしなほして追ひもて行く。
だがその小魚たちは加奈子の眼の知覚を呼びさまして加奈子はその次の蕎麦そぱ屋に気がつき、その次の薬屋に気がつく。
豆腐買い (新字新仮名) / 岡本かの子(著)