“死馬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しにうま50.0%
しば50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
七六ふづくみ給ひそ。七七魚が橋の蕎麦くろむぎふるまひまをさんにと、いひなぐさめて行く。口とるをのこの腹だたしげに、此の七八死馬しにうままなこをもはたけぬかと、荷鞍にぐらおしなほして追ひもて行く。
骨董を買う以上は贋物を買うまいなんぞというそんなケチな事でどうなるものか、古人も死馬しばの骨を千金で買うとさえいってあるではないか。
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)