“死人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しびと48.6%
しにん45.9%
ひと2.7%
しにびと1.4%
ほとけさま1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此凄まじい日に照付られて、一滴水も飲まなければ、咽喉のどえるをだま手段てだてなくあまつさえ死人しびとかざ腐付くさりついて此方こちらの体も壊出くずれだしそう。
すると、幸門の上のろうへ上る、幅の廣い、之も丹を塗つた梯子はしごが眼についた。うへなら、人がゐたにしても、どうせ死人しにんばかりである。
羅生門 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
「ああ、この死人ひとですよ。あっちの、派手な着物を着た方の女を、剃刀で殺したのは、この女です」
銀座幽霊 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
死人しにびと法師ほふしみちびき
如是 (新字旧仮名) / 末吉安持(著)
「飛んでもない、あなたは一体、何を仰っしゃるんです! どこの国にそんな、死人ほとけさまなんかを売り買いするものがあるもんですか!」