“ほとけさま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
佛樣33.3%
仏様33.3%
仏壇11.1%
家廟11.1%
死人11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
神樣かみさま佛樣ほとけさま奧樣おくさま日出雄樣ひでをさま御身おんみをおたすください。』とさけんだまゝ狂氣きやうきごとくにはしつた。
この人間ののがれがたい苦悩と哀愁を、いつかは完全に抜き棄てんがために、下生げしょうしたもうべしという仏様ほとけさまが、やはり船に乗り水を渡ってこの岸にお着きなされるものと
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
仏壇ほとけさまにお前様まえさん親父様おとッつぁま位牌いはいを小さくして飾って有ります、新光院しんこういん様と云って其の戒名だけ覚えて居ります、其の位牌を持って往って下さい
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
家廟ほとけさまへは日によって違うが、それだけは毎日欠かさず御茶を供えて、そらから御膳をあげるので、まだ此上に先祖代々の忌日命日には仏前へ御糧供というを上げねばならぬ。
少年時代 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「飛んでもない、あなたは一体、何を仰っしゃるんです! どこの国にそんな、死人ほとけさまなんかを売り買いするものがあるもんですか!」