“ぶつだん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
仏壇70.7%
佛壇24.4%
仏殿2.4%
佛檀2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
光吉こうきちが、父のイハイをおさめた仏壇ぶつだんに向かってお話のけいこをしていると、母が帰ってきてニコニコしながらそれを聞いていることなどもあった。
美しき元旦 (新字新仮名) / 吉田甲子太郎(著)
度々たび/\みません。——御免ごめんなさいましよ。」と、やつと佛壇ぶつだんをさめたばかりの位牌ゐはいを、内中うちぢうで、こればかりは金色こんじきに、キラリと風呂敷ふろしきつゝとき
十六夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
その家具には、どこか東洋的なところがある上、立派な仏殿ぶつだんに入った仏像が一つ運び出されたのを見ると、このうちの人は印度にいたことがあるに違いありません。
四邊あたりぐらす花園はなぞのあきかんむしのいろ/\、天然てんねん籠中ろうちうおさめてつきこゝろきゝたし、さてもみのむしちゝはとへば、月毎つきごとの十二そなゆる茶湯ちやとうぬしそれはゝおなじく佛檀ぶつだんうへにとかや
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)