“御免”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごめん87.9%
おんゆる3.4%
おゆる1.7%
おゆるし1.7%
パルドン1.7%
おやめ0.9%
ごめ0.9%
みゆるし0.9%
ゴメン0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御免ごめんこうむってまた床に潜り込んでいたら、一時間ばかりしてまた電話が来て「今のはデマだったそうだから」という話でけりがついた。
流言蜚語 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
牢舍らうしやさするやと尋ねられければお菊は何卒なにとぞ父利兵衞吉三郎ともに御免おんゆるし下され其代りに私しをらう御入下おんいれくださるゝやうにと涙ながらに申立るを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
かけたりける因て久兵衞は逃損にげそんじたりと思ひながらものがるゝだけは云拔いひぬけんと何卒御免おゆるし下されよ私しは決して怪しき者に候はずひとへ御勘辨ごかんべん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
人我にんが差別しゃべつも分り憎くなると孫共まごどもに毎度笑われまするが御聞おききづらくも癖ならば癖ぞと御免おゆるしなされ。
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
お前はねむいんだったね、御免パルドンよ……僕はもうすぐ……いや、お前が何をしようと望もうと、資本さえありあどこでだって、どこへ行ったって甘い仕事が出来るんだ。
マリ・デル (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
政府おかみに何か騒が御座いましてネ、今の大隈様おほくまさんだの、島田様だのつてエライ方々が、皆ンなそろつ御退おさがりになりましてネ、其時山木様も一所に役を御免おやめになつたのです
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
「どうか御免ごめ御免ごめじょなことでもんす。」
種山ヶ原 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
又、御免ゴメンノ場所、御免ノ勧化、殺生御免ナドイフ御免ノ字ニ当ル。
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)