“御役御免”の読み方と例文
読み方割合
おやくごめん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
以て越前守方へ此度このたび將軍の上意じやういに越前守には未だ病氣全快びやうきぜんくわい致さぬかしば八山やつやまに居る天一坊は如何いかゞせしやとの御事なれば明朝みやうてう早速すみやか登城とじやう致し御返答ごへんたふ申上らるゝか今宵こよひの内に御役御免おやくごめん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
以てつかはさる大岡忠右衞門には御奉書到來たうらい熟々つら/\かんがふるに先年徳太郎君まだ紀州表に御入のせつ阿漕あこぎうらにて召捕めしとり吟味ぎんみせし事あり此度はからずも將軍にならせられたれば此度の召状めしじやう必定ひつぢやう返報へんぱう御咎おんとがめにて切腹せつぷくでも仰付らるゝか又は知行ちぎやう御取上おんとりあげかさらずば御役御免おやくごめんなるべしと覺悟かくごし用意も匇々そこ/\途中とちう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)