“御取上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おとりあげ50.0%
おんとりあげ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
呼出よびいだされければお政は我が願ひ御取上おとりあげに相成事冥加みやうが至極しごく有難ありがたしと思ひ平伏へいふくして居たるに其方をつとが一大事の願ひと申せどまづ其方は何處いづくの者にて當時いづれに住居致すや有體ありていに申立よと云れければお政はつゝしんでかうべ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
以てつかはさる大岡忠右衞門には御奉書到來たうらい熟々つら/\かんがふるに先年徳太郎君まだ紀州表に御入のせつ阿漕あこぎうらにて召捕めしとり吟味ぎんみせし事あり此度はからずも將軍にならせられたれば此度の召状めしじやう必定ひつぢやう返報へんぱう御咎おんとがめにて切腹せつぷくでも仰付らるゝか又は知行ちぎやう御取上おんとりあげかさらずば御役御免おやくごめんなるべしと覺悟かくごし用意も匇々そこ/\途中とちう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)