“切腹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せつぷく50.0%
せっぷく50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
取出し見れば最早もはやかほ劔難けんなんさうあらはれたれば然ば明日は病氣といつはり供を除き捕手とりての向はぬ内に切腹せつぷくすべしと覺悟かくごを極め大膳のもと使つかひ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
この與力よりきもなく、但馬守たじまのかみから閉門へいもんめいぜられた擧句あげくに、切腹せつぷくしてしまつた。とが箇條かでううちには、多田院御用ただのゐんごよう立札たてふだ無禮ぶれいがあつたといふくだりもあつた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
こういって、為朝ためともはそのままうちにかえって、自分じぶん居間いまにはいると、しずかに切腹せっぷくしてんでしまいました。
鎮西八郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
「あなたがあんまりご無沙汰ぶさたをしていらっしゃるから、呼び出して切腹せっぷくおおせつけるのかもしれませんよ」
苦心の学友 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)