“箇條”の読み方と例文
新字:箇条
読み方割合
かでう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この與力よりきもなく、但馬守たじまのかみから閉門へいもんめいぜられた擧句あげくに、切腹せつぷくしてしまつた。とが箇條かでううちには、多田院御用ただのゐんごよう立札たてふだ無禮ぶれいがあつたといふくだりもあつた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
尋問たづぬる箇條かでう有汝ぢ三河町二丁目の伊勢屋五兵衞養子千太郎をあざむき五十兩の金を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
見られ小夜衣其方事も久八が申立たる事どもおぼえ有やと尋問たづねらるゝに小夜衣は長庵が五十兩の金子千太郎よりかたり取し事は千太郎存生ぞんしやうせつ私し方へ參られし折柄委細に聞及びし故甚だくやしく思ひ居候と有體ありていに申立ける程に越前守殿點頭うなづかれ引合の者共悉皆こと/″\く申立により長庵が惡事あくじ箇條かでう明白めいはく了解わかりたり因つては
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)