“尋問”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じんもん53.3%
たづね6.7%
たづねら6.7%
たず6.7%
たづ6.7%
たづぬ6.7%
たづぬる6.7%
とはれ6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今度はミチ子を尋問じんもんした。尋問というと固苦しく響くが、そんな固苦しい態度にでなければミチ子と話なんか出来る筈のない僕であった。
階段 (新字新仮名) / 海野十三(著)
話けるに吉兵衞心におどろき夫は何時頃いつごろの事なるやと尋問たづねければ和尚は指折算ゆびをりかぞへ元祿二年九月の事なりと聞より吉兵衞は涙をうかべ其子を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
もらひ等にて成程百五十兩になりましたで御座りませうと云に又大岡殿尋問たづねらるゝ樣先年其の宅の遊女空蝉うつせみ年明後ねんあけご井戸源次郎と云者妻に致たる由其事ありしや又同人をかゝへし時の手續てつゞき
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ねんうちには何日なんにちあるとか、六号室ごうしつには面白おもしろ予言者よげんしゃがいるそうなとかと、交々かわるがわる尋問たずねるのであった。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
ねんうちには何日なんにちるとか、六號室がうしつには面白おもしろ豫言者よげんしやがゐるさうなとかと、交々かはる/″\尋問たづねるのでつた。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
致し居候ても正直しやうぢき一三まい出精しゆつせい致し居候と申上ければ越前守殿久八に申さるゝは其方事昨日も尋問たづぬる通り千太郎を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
尋問たづぬる箇條かでう有汝ぢ三河町二丁目の伊勢屋五兵衞養子千太郎をあざむき五十兩の金を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ゆるして砂利じやりの上に引居ひきすえられしてい此世の人とは見えざりけり白洲しらすの正面には大岡越前守殿着座ちやくざ有左の方には御目附土屋つちや六郎兵衞殿縁側えんがはには目安方めやすがた與力よりき下には同心に至る迄威儀ゐぎ嚴重げんぢうひかへたり此時大岡殿は武州幸手宿富右衞門とよばれ其方歳は何歳いくつなるぞと尋問とはれしかば富右衞門ハツと平伏し少し顏を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)