“昧”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くら46.9%
まい43.8%
く3.1%
あじわ3.1%
くらま3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
故(ゆえ)に著者にとってはいやしくも正理を昧(くら)ます一切は——自分であっても他人であっても——悉(ことごと)く致命的にやっつけねば気がすまないのだ。
詩の原理 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
二号(にがう)活字(くわつじ)の広告(くわうこく)で披露(ひろう)さるゝ外(ほか)は何(なん)の慾(よく)もなき気楽(きらく)三昧(まい)、あツたら老先(おひさき)の長(なが)い青年(せいねん)男女(なんによ)を堕落(だらく)せしむる事は露(つゆ)思(おも)はずして筆費(ふでづひ)え紙費(かみづひ)え
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵、三文字屋金平(著)
唯もう途方に昧(く)れて、これは一処に死ぬより外は無いと、その時直(すぐ)にさう念つたんで御座います。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
海のないのがはじめの間実に不思議であった。山岳の重苦しい圧迫を感じた。しかし緑の美しさをほんとうに昧(あじわ)えたのは、やはりこの山国であったろう。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
かれ我に、汝空しき思ひを懷けり、彼等を汚せる辨別(わきまへ)なき生命(いのち)はいまかれらを昧(くらま)し、何者もかれらをわきまへがたし 五二—五四
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)