“曖昧屋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あいまいや66.7%
ごけや33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宿屋へ——曖昧屋あいまいやとはいわなかった——泊まって、凍りついた服をかわかして、けさまでかわくのを待っていたこと、三上は、黙って、宿を先へ出て
海に生くる人々 (新字新仮名) / 葉山嘉樹(著)
その最も有名なのはカスロールとアバットアールとである。そこで、葉茶屋はじゃや、面白屋、一杯屋、銘酒屋、寄席よせ亭、冷酒屋、舞踏亭、曖昧屋あいまいや、一口屋、隊商亭よ、僕こそまさしく快楽児だ。
市街地にも種物商や肥料商が入込んで、たった一軒の曖昧屋ごけやからは夜ごとに三味線の遠音とおねが響くようになった。
カインの末裔 (新字新仮名) / 有島武郎(著)