“曖昧糢糊”の読み方と例文
読み方割合
あいまいもこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そしてそのためにかえってその局所局所は一層鮮かに、それらを取りかこんだ曖昧糢糊あいまいもことした背景から浮み上がって来るのである。
幼年時代 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
古来日本国の上流社会にもっとも重んずるところの一大主義を曖昧糢糊あいまいもこかん瞞着まんちゃくしたる者なりと評して、これに答うることばはなかるべし。
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
わたし自身の心のうちの観念がせいぜいよく考えて見ても、すでに曖昧糢糊あいまいもこたるものであるから、そんなことを書こうなどというのは烏滸おこがましきわざだと思う。