“糢糊”のいろいろな読み方と例文
読み方 | 割合 |
---|---|
もこ | 88.9% |
ぼんやり | 11.1% |
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
東南の方大富士がスラツと立つて裾を曳く、その右に目近く南アルプス連峯、甲府盆地は朝靄の糢糊として人生生活はまだ見えない。
扉は壞れて中には枯松葉が散つてゐるだけで、神體はなかつた。其處からは曲りくねつた海を越し山を越して、四國の屋島や五劒山が幽かに見えるのだが、今日は光が煙つて海の向うは糢糊してゐた。