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抹
ふりがな文庫
“抹”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
まつ
68.9%
なす
15.6%
は
4.4%
まっ
4.4%
け
2.2%
つま
2.2%
ぬ
2.2%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まつ
(逆引き)
損といえば損な人、不徳といえば不徳な人、いずれにしても入道の心事には、寂しいものが一
抹
(
まつ
)
常に横たわっていた事は争えなかった。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
抹(まつ)の例文をもっと
(31作品)
見る
なす
(逆引き)
野と山にはびこる
陽炎
(
かげろう
)
を巨人の絵の具皿にあつめて、ただ
一刷
(
ひとはけ
)
に
抹
(
なす
)
り付けた、
瀲灔
(
れんえん
)
たる春色が、十里のほかに
糢糊
(
もこ
)
と
棚引
(
たなび
)
いている。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
抹(なす)の例文をもっと
(7作品)
見る
は
(逆引き)
奥座敷の
中央
(
まんなか
)
には、正太が若い時に手ずから張って漆を
抹
(
は
)
いたという大きな
一閑張
(
いっかんばり
)
の机が置いてある。
家:02 (下)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
抹(は)の例文をもっと
(2作品)
見る
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まっ
(逆引き)
海の波穏やかな色は雲なき大空の色と相映じて
蒼々茫々
(
そうそうぼうぼう
)
、東は
際限
(
はて
)
なく水天互いに交わり、北は四国の山々手に取るがごとく、さらに
日向地
(
ひゅうがじ
)
は右に伸びてその南端を
微漠煙浪
(
びぼうえんろう
)
のうちに
抹
(
まっ
)
し去る
鹿狩り
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
抹(まっ)の例文をもっと
(2作品)
見る
け
(逆引き)
「しかせずば願わくは汝の書きしるし給える
書
(
ふみ
)
の中より、わが名を
抹
(
け
)
し去り給え」とまで祈ったのです(民数紀略一二の三、出エジプト記三二の三二)
イエス伝:マルコ伝による
(新字新仮名)
/
矢内原忠雄
(著)
抹(け)の例文をもっと
(1作品)
見る
つま
(逆引き)
その物寂しい長廊下にしばらく三太夫は立っていたが、紙に包んだ白粉を二本の指で
抹
(
つま
)
み上げ、廊下の一所へそれを
撒
(
ま
)
いた。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
抹(つま)の例文をもっと
(1作品)
見る
ぬ
(逆引き)
マグダラのマリヤ、ヤコブの母マリヤおよびサロメら、女たちは往きて、イエスに
抹
(
ぬ
)
るべき香料を買いととのえ、夜の明けるのを待ちました。
イエス伝:マルコ伝による
(新字新仮名)
/
矢内原忠雄
(著)
抹(ぬ)の例文をもっと
(1作品)
見る
抹
常用漢字
中学
部首:⼿
8画
“抹”を含む語句
塗抹
丁抹
一抹
抹消
抹殺
抹香
抹茶
抹香鯨
早抹
抹香臭
丁抹史
水抹
東塗西抹
抹緑
泡抹
血滴抹殺線
抹香弄
青煙一抹
抹額
抹茶茶碗
...
“抹”のふりがなが多い著者
福士幸次郎
吉川英治
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
与謝野寛
徳冨蘆花
林不忘
パウル・トーマス・マン
ロマン・ロラン
北村透谷
島崎藤村