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抹
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まっ
ふりがな文庫
“
抹
(
まっ
)” の例文
海の波穏やかな色は雲なき大空の色と相映じて
蒼々茫々
(
そうそうぼうぼう
)
、東は
際限
(
はて
)
なく水天互いに交わり、北は四国の山々手に取るがごとく、さらに
日向地
(
ひゅうがじ
)
は右に伸びてその南端を
微漠煙浪
(
びぼうえんろう
)
のうちに
抹
(
まっ
)
し去る
鹿狩り
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
恋愛は各人の
胸裡
(
きょうり
)
に一墨痕を印して外には見る
可
(
べか
)
らざるも、終生
抹
(
まっ
)
すること能わざる者となすの
奇蹟
(
きせき
)
なり。然れども恋愛は一見して
卑陋
(
ひろう
)
暗黒なるが如くに、その実性の卑陋暗黒なる者にあらず。
桜の実の熟する時
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
抹
常用漢字
中学
部首:⼿
8画
“抹”を含む語句
塗抹
丁抹
一抹
抹消
抹殺
抹香
抹茶
抹香鯨
早抹
抹香臭
丁抹史
水抹
東塗西抹
抹緑
泡抹
血滴抹殺線
抹香弄
青煙一抹
抹額
抹茶茶碗
...