“一刷”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ひとはけ66.7%
ひとは13.3%
ひとはき13.3%
いっさつ6.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“一刷”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.3%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行0.2%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
野と山にはびこる陽炎かげろうを巨人の絵の具皿にあつめて、ただ一刷ひとはけなすり付けた、瀲灔れんえんたる春色が
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
泣粧きふしやうしたにのみうす白粉おしろい一刷ひとはけして、ぐいとぬぐく。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
で、またてく/\とぬま出向でむく、と一刷ひとはいたかすみうへ
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
弥生やよいの頃は、金石街道のこの判官石ほうがんいしの処から、ここばかりから、ほとんど仙境のように、桃色の雲、一刷ひとはけ、桜のたなびくのが見えると、土地で言います。
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
全体が刷毛はけ一刷ひとはきのようにほとんどひれと尾ばかりに見える褐色の小怪魚、あじに似たもの、いわしに似たもの、更に水底をねずみ色の太い海蛇に至るまで
此の外に、透きとほらんばかりの淡い色をした・鮎に似た細長い魚や、濃緑色のリーフ魚や、ひらめの如き巾の廣い黒いやつや、淡水産のエンヂェル・フィッシュそつくりの派手な小魚や、全體が刷毛の一刷ひとはきの樣に殆ど鰭と尾ばかりに見える褐色の小怪魚
「凶事か」と叫んで鏡の前に寄るとき、曇は一刷いっさつに晴れて、河も柳も人影も元の如くにあらわれる。
薤露行 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)