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一刷
ふりがな文庫
“一刷”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ひとはけ
66.7%
ひとは
16.7%
ひとはき
11.1%
いっさつ
5.6%
▼ 他 1 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひとはけ
(逆引き)
野と山にはびこる
陽炎
(
かげろう
)
を巨人の絵の具皿にあつめて、ただ
一刷
(
ひとはけ
)
に
抹
(
なす
)
り付けた、
瀲灔
(
れんえん
)
たる春色が、十里のほかに
糢糊
(
もこ
)
と
棚引
(
たなび
)
いている。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
一刷(ひとはけ)の例文をもっと
(12作品)
見る
ひとは
(逆引き)
弥生
(
やよい
)
の頃は、金石街道のこの
判官石
(
ほうがんいし
)
の処から、ここばかりから、ほとんど仙境のように、桃色の雲、
一刷
(
ひとは
)
け、桜のたなびくのが見えると、土地で言います。
河伯令嬢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
一刷(ひとは)の例文をもっと
(3作品)
見る
ひとはき
(逆引き)
全體が刷毛の
一刷
(
ひとはき
)
の樣に殆ど鰭と尾ばかりに見える褐色の小怪魚、鰺に似たもの、鰯に似たもの、更に水底を匍ふ鼠色の太い海蛇に至る迄、其等目も
絢
(
あや
)
な熱帶の色彩をした生物どもが
環礁:――ミクロネシヤ巡島記抄――
(旧字旧仮名)
/
中島敦
(著)
一刷(ひとはき)の例文をもっと
(2作品)
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▼ すべて表示
いっさつ
(逆引き)
梭の音ははたとやんで、女の
瞼
(
まぶた
)
は黒き
睫
(
まつげ
)
と共に
微
(
かす
)
かに
顫
(
ふる
)
えた。「凶事か」と叫んで鏡の前に寄るとき、曇は
一刷
(
いっさつ
)
に晴れて、河も柳も人影も元の如くに
見
(
あら
)
われる。梭は再び動き出す。
薤露行
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
一刷(いっさつ)の例文をもっと
(1作品)
見る
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
刷
常用漢字
小4
部首:⼑
8画
“一刷”で始まる語句
一刷毛
一刷新
検索の候補
一刷毛
一刷新
一枚刷
“一刷”のふりがなが多い著者
辻村伊助
泉鏡太郎
中島敦
泉鏡花
高浜虚子
正岡容
夏目漱石