“もこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
模糊79.8%
糢糊19.0%
1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
洲股すのまたから栗原山までは、そう遠くもない。約十里もあろうか。晴れた日は、養老の峰つづきに、模糊もこと見えるくらいな距離である。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
野と山にはびこる陽炎かげろうを巨人の絵の具皿にあつめて、ただ一刷ひとはけなすり付けた、瀲灔れんえんたる春色が、十里のほかに糢糊もこ棚引たなびいている。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
棹取りに はやけむ人し わがもこ。 (歌謠番號五一)