“老先”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おいさき89.5%
おいさ5.3%
おひさき5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その内に老先おいさきが短くなってくる、女房子のいる所が恋しゅうなってうかうかと帰って来たんや。老先の長いこともない者やけに皆よう頼むぜ。
父帰る (新字新仮名) / 菊池寛(著)
何だか私にはたくましい力がみなぎり、野のどこへでも好き放題に流れて行けさうです。明るくて強い匂ひがき上げるやうな野です。もう私の考へには嫁入り苦労も老先おいさきもないのです。
(新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
二号にがう活字くわつじ広告くわうこく披露ひろうさるゝほかなんよくもなき気楽きらくまい、あツたら老先おひさきなが青年せいねん男女なんによ堕落だらくせしむる事はつゆおもはずして筆費ふでづひ紙費かみづひ
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)